9月16日、ぶどうの収穫を始めました。今年は雨の日が多く、病果も多く、畑で病果採り後に収穫しました。その後ワイナリー前の特設選果場で選果してからベルトコンベアに乗せ、厳選しています。灰色かび病は少なく、ぶどうの房に罹るべと病か、温暖化による晩腐病か、研究機関に出して検査しているところです。T
世界一というりんごの樹が1本あり、孫たちも手伝って落下したりんご拾いをしました。世界一は大きめで、酸味と甘みのバランスがよく果肉は少し柔らかめです。T
9月18日、京都の食品会社、株式会社角井食品の角井代表取締役が来園されました。この会社は従業員も多く、弁当や仕出し、テークアウトなど京都を中心に近隣県にも事業を拡げています。2代目として活躍中の角井社長はワインが大好きで、私と同じ生命食野菜勉強会のメンバーです。前日、小樽でニトリの似鳥会長の話を聞く会合に参加され、足を延ばしての来園でした。T
今年は例年より一週間ほど早くぶどうの収穫と仕込みが始まりました。ワイナリーの中でも忙しく作業が進められています。除梗は今も手作業で行っています。プレス以外はすべて手作業です。T
9月9日、学校法人八紘学園 北海道農業専門学校から生徒27名が研修で来園されました。八紘学園は1930年に「自耕自拓」の精神を旗印に札幌に創設された全寮制の学校法人です。卒業後、農業や農業関連事業に就きたいと思っている方たちです。T
9月25日、26日の2日間、大阪の吹田東高校から農業体験で来園されました。みなさん、ワイン用のぶどうの収穫は初めてでぶどうの味も確かめながら楽しく体験していました。T
9月17日、上富良野小学校5年生16名が総合学習の農家訪問で来園されました。あいにく雨で、屋内で説明や事前の質問に答えたりしました。また、教材を使ったクイズなどで農業の理解を深めていただきました。T
9月27日、28日、上富良野町と美瑛町を会場に第15回日本ジオパーク全国大会十勝岳大会が開催され、28日に上富良野町役場前で出店をしました。地元上富良野で直接、ワイン販売するのは初めてでした。会場の設営もよく、天候にも恵まれ多くのお客さんが来場されました。両町にまたがる十勝岳連峰は4年前にジオパークの認定を受けました。まだ、ジオパークそのものの認知度は低く、どう理解を深めるかが課題のようです。ぶどうを育ててワインを造るそのものがジオパークです。伊達市の堀井市長さんもいらしていましたT
9月29日、ジオパーク全国大会のオプショナルツアーで、全国のジオ関係者12名が体験と食事とワインを楽しまれました。次回開催地の鹿児島や喜界島、伊豆大島、萩市、鳥取、糸魚川市などから、ジオガイドや研究員の方々でした。多くの質問がでて3時間があっという間に過ぎ、別れを惜しみました。T
9月上旬、2024年産赤ワインをボトリングしました。 ピノ・ノワール メルロ 124田園ルージュです。特に124田園ルージュはメルロ61%、カベルネ・ソーヴィニョン29%、シラー10%の混醸でいい感じのワインになってきています。それぞれ10月中旬販売予定です。熟成期間が1年ともう少し寝かせておきたいところですが、現在販売中の赤ワインの在庫があとわずかのため販売を予定しました。今飲むのもよし、1年後に飲むのもさらに良しです。瓶詰め前に私と醸造責任者、息子と外部のソムリエさんの4人で試飲しました。問題なく熟成が進んでいました。T
9月3日、ワインバスツアーで夕食とぶどう畑ツアー、ワインと音楽を楽しみました。このツアーは2泊3日で20万円と高額ツアーです。心配された天候も夕食時には晴れて夕陽が美しく、メルロブラン・ド・ノワールサンのワインの色とも重なって自然とワインと食事を満喫され、時間をかなりオーバーして楽しんでいました。直前に降った雨で、虫もいなく、最高の畑でレストランでした。T
9月8日、北海道庁サスティナブル事業、上川エリアのワイナリーツアー一行23名が来園されました。2021年産の貴腐ぶどう入りシャルドネや全房仕込みの2021年ピノ・ノワールなど4種類のワインを試飲していただきました。T
9月7日、ふらのワインまつりが開催されて出店しました.今年はこの地域の4番目のトカプチさんのワイナリーも参加しました。T
ヴィンテージワインをワイナリー併設のショップで販売を始めました。1回目は、2016年のワイナリーを始めた年の最初に仕込んだキャンベル&ナイヤガラ2016です。試飲しましたが、当時と変わらずキャンベルの甘味とナイヤガラのグリーンな香りが10年経っても変わっていませんでした。15本限定でしたが、あっという間に売れました。T
9月4日は地元東中神社のお祭りでした。子供神輿が地区内を回り、清流獅子舞の披露など、昔ながらの風情が郷愁を誘います。ヨーロッパのグリーンツーリズムの歴史研究者は「社会が不安になったり、経済が停滞すると人は農村や伝統に回帰する」といいました。やはり伝統はいいものです。T
9月1日から4日間で我が家の庭を大改造しました。この庭は、私の父が50年ほど前に造った日本庭園です。当時は日本庭園づくりがブームで多くの庭が造られました。石を多用した庭で私も手伝った記憶があります。このような庭でしたので、工事を始める前に塩と米と水を用意してにわか祭壇を作って家族みんなで庭に感謝してお詣りをしました。工事が始まると石の大きさに改めて驚きました。伐採した木はリサイクルに出しました。そして残土を片付けて砂利を入れました。両サイドには庭木を残し、中央部は広い駐車場になりました。T
10月3日現在、ぶどうの収穫と仕込みの真っただ中です。今年は、昨年Uターンした息子が中心になってスケジュールや仕込み方法、選果方法を進めています。昨年までの作業は、地元障がい者施設から10人くらいと農園スタッフ数名でなんとか進めていました。しかし、昨年11月に先方の都合により一方的に契約を解除されてしまいました。せっかく、仕事も覚えてリハビリー効果も着実にでてきて、また戦力としても持ちつ持たれつの関係になった矢先でした。果たして次年度はどうしようかと思っていましたが、ボランティアや短期のアルバイトの募集で多くのみなさんに申し込んでいただきました。収穫、仕込みも現在、中盤を迎えています。ワインのさらなる品質の向上を目指してほぼ手作業での人海戦術が続きます。多くの皆さんに感謝です。T